「走る」を考える
選手として競技をしていた頃は、気持ちだけで挑んでいた気がします。
理屈は二の次です。
しかし、R40ともなると、気持ちだけでは事故を起こすので、走りの理論や体のメカニズムを研究して、時間と効果を意識するようになりました。
というか、怪我が続くので自然にそうなったと。素人ですから。
逆に言えば、若い頃に確かな指導の下で、「走る」ということに対して、自分の答えを見出しながら、取り組む必要があったのだと思います。
私には指導者がいませんでした。
考える力に劣る初級者にとっては致命的です。
練習の意味、動きの意味、分析の意味、
なぜそうなのか…
理論や基準を知ることで、成長スピードが変わります。
ひのきの棒を鋼の剣にするくらい。
そして、今は学びを得る手段が増えました。
衰えによって、できなくなったことも多少ありますが、年の功で考える力など、強化された部分もあります。
今、けっこう楽しい。
素直にそう思います。
(終わり)