息子の試合 其の2
先週末(9/7)、息子の試合(陸上・幅跳び)があった。
オトウチャン、色んな挑戦をしてきて思うことがある。
どんなに意気込んだとしても、どんなに祈ったとしても、試合も試験もできることしかできない。
だからこそ、できること(今)に心を集中させることが、とても大切であった気がする。
これだけやってきたのだから、という割り切り、これが第一段階。
しかし、難易度が高い挑戦になるほど、それを思うことすら邪念に感じるようになった。
イメージすら持たない。その心の状態は「無」に近い。
いつか子供にそんな話を伝えてみたい。
オトウチャンとして、同じスポーツをやっていた(る)ものとして、子供たちが能力を発揮できるために、何がしてあげられるだろうか、いつも考える。
オトウチャンの場合、その答えは、心の状態をよく見てあげること。
「今できることをしっかりやろう…」
この日、約80人の小学生が幅跳びにエントリー。高学年の子供たちに交じると、120.9㎝の小さい身体は一際目立つ。しかし、助走路に立った息子を見てオトウチャンは思った。
「良い感じだ…」
結果は3m09cm、自己ベストを更新した。
夏の炎天下、一緒にたくさんの汗を流して砂場にダイブしてきた息子。
その姿が目に浮かんだ。
秋の大会はまだ続く。
(終わり)