とりあえず今日から

とりあえず今日から

【R40】不安定な足取り記録      マスターズ陸上をしている人。不動産鑑定士になりたい人。トレードしている人。友達は子供含めて片手で数えられるくらい。細かい作業が得意。

ときを超えて 其の1

先日、ある人に1通の手紙を出した。相手はオジサン。

オジサンがオジサンを想って綴った直筆の手紙。想像してほしい...

気持ちが悪いだろう。

 

長い間、出そうにも出せなかった手紙。

でも届くか分からない。いや、たぶん届く。届いてほしい。

偶然の連鎖が、25年という歳月を、埋めてくれるかもしれない。

 

世の中、漫画のような不思議なことがある。以下、R40の昔話。

 

その昔、アカスケという歪んだ少年がいた。どのくらい歪んでいたか、、、

当時、美術の授業で描いた絵が、心に問題ありで、カウンセラーと面談したくらい。

その絵は実家にあるはずだから、いずれUPしたい。きっと笑う。さて話を戻そう。

 

アカスケが14歳、中学2年の春のこと、ひとりの若い先生(以下A先生)が、遠方の地から赴任してきた。

学校の先生というよりかは、ジムにいる人。元陸上アスリート、ロングジャンパーだった。

 

それから間もなく、アカスケのヘタレ生活が一変する。

クラブがトレーニングになり、鬼ごっこがスプリントドリルになり、予選落ちが県優勝になった。

帰宅後も、休日も、個別に指導してもらったことを、今も覚えている。

 

進学後、いずれ全国を意識する頃、アカスケの前に、A先生の姿はなかった。

遠隔地赴任が終了したと聞いた。指導者を失った若者の夢は、はかなく幕を閉じた。

 

以後、夢中になれるものも見つからなかった。

 

(つづく)

 

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