頑張る息子へ②
「こんなはずじゃない…」
今シーズンの最終戦(11/3)を終えた息子の表情は屈辱感に溢れていた。
オトウチャンから目をそらす姿が、それまでの教えが誤りであったことを示していました。
「どうやったら勝てるのか」
パフォーマンスが低下し始めた夏以降、親子の会話も記録や順位といったところに偏り始めた気がする。
そうした教えが、息子をテクニカルにしていく反面、思い切った動きを奪い、そして運動をすることに対する楽しさや遊びの感覚までも奪ってしまいました。
その結果、息子は以前のように練習中に笑わなくなりました。
練習はいつしか熱中できるものではなくなり、単に私との約束事になっていったところもあったのかもしれません。
これは子供を大人のように育てようとしたオトウチャンの責任です。
今、オトウチャンの声は息子の心の深い部分には届かないかもしれない。たぶん届かない。そしてまだ理解してもらえないかもしれない。
でもいつかの日のためにブログに記しておきたい。
<頑張る息子へ>
オトウチャンもできれば悔しい思いはしたくない。
でも一方で悔しい思いと向き合いながら、それでも現状を覆そうと試行錯誤を繰り返すところに秘めたる強さや未来の大きさを感じる。
だからこそ、その過程を楽しもうとする気持ちの余裕が必要なのかもしれないね。
そうやって積み重ねた時間は、いずれ成熟したときに揺るぎない自信や強さに変わって、周囲の想像を超えた姿ってものに近づける。
失敗ばかりしてきたオトウチャンが今も大切にしていることだよ。
とりあえず今日からまた一緒に頑張ろうな。
(終わり)
頑張る息子へ
どうもオトウチャンです。
今季も小さい身体に負荷をかけて練習を積んできました息子です。
シーズンも残り1試合(息子・11/3)。
例年夏が過ぎると息子のパフォーマンスが決まって鈍化します。
それは今季も同様で、つい厳しい言葉を使ってしまったり、誰かと比べたりしてしまうオトウチャンは当然の如く自己嫌悪に陥ります。
息子の表情も力をなくし、常に涙をこらえています。
131㎝・28㎏の身体には寒さに抵抗しうる筋力がまだありません。
成長期にある子供同士を比べることに意味はないとは知りつつも、「成長差」という言葉を検索すること数知れず。
長い目で成長を見守るとは、長期投資と同じで目先の成果に捉われていたら不安や葛藤が付きまとって心が持ちません。
静かな寝息を立てて眠る息子の寝顔を見てブログ書いていましたら、無性に涙が溢れてきました。
夢を信じて努力する息子の元気を奪っていたのは寒さ以上に私自身であったのかと。
ポンコツなオトウチャンでゴメンよ。焦らずゆっくり大きくいこうな。
(終わり)
息子の試合 其の5
子供たちにブログ書いてないねと言われたので久方ぶりの投稿です。
娘の硬筆から。師範になるまであと2年だとか。
日頃何をしているのか不明のオトウチャンへの忠告なのだろうか。
自覚していますが、全くもって強くなれません。
美しさの欠片もない拙いブログでどうもすみません。
そんな私は来月2年ぶりの記録会(マスターズ)です。
デイトレの利益がマスターズの年間登録料6,000円と参加料2,000円に消えてしまった以上、もう後には引けず。
振込明細を見ながら静かに闘志を燃やします。
それはさておき先週末に息子の大会(県小学生)がありました。
優勝(3m84)はしたものの、目標としていた大会記録(4m22)には遠く及ばず。
「もっと跳べるのに」と不満を漏らす息子。
それはオトウチャンも知っています。でもそうはならなかった。なぜか?
結果だけに終わらせてはいけない。上手くいっていたとしても。
なぜ「普段通り」ができなかったのか?
こうしたことを自分の頭で考え「自分の答え」を増やせる人ほど「今できる一番」を引き出すことが上手になっていきます。
そこに「素直さ」を持ち合わせていれば言うことなし。
どの分野でもこういう人は強いです。
「大きくなったら日本一になる」
未だ最前列キープの息子がオトウチャンに大きな夢を語ります。
私も負けていられないので言ってやりました。
「来月は必ず8,000円の元手を取り戻す」
とりあえず小さく頑張ります。
(終わり)
トレードの話
娘(中2)の硬筆。手本を見る力を褒められるようです。
「新しい年のはじめに思うことは、しっかりと心に強く抱き、努力していこう(by茂吉)」だそうです。
さて、今夜もチャート(値動き)ばかり見続けている私です。
今年で4年目になりまして、ようやく副業と言えるレベルになったくらいです。
誰も褒めてはくれませんが。
トレードは相場の節目に買うか売るかの判断をするわけですが、欲望にしがみつき過ぎると大凡失敗します。
これまで幾度となく地獄を見ました。チャートから断末魔の叫びが聞こえたら、たぶん私です。
どこまで上がるか下がるかなんて、誰にも分かりません。
それが前提ですが、つい忘れてしまいます。特に欲に駆られたときや、取り返してやろうと冷静さを失ったとき。
ビジネス(本業)も同じかと。誰だって自分のポジションは大丈夫と思いたい。でも先のことは分かりませんよね。
それでも俯瞰的に世情を観ている人は、いつだって数歩先を読んでいます。
そして期待できるポイントまで待って、根拠をもって仕掛けてきます。ダメなら機械的に損切ることができます。
ビジネスもトレードも上手な人はそこが上手なのだろうと思う、夜更かしオトウチャンでした。
ではまた。
(終わり)
一段一段
2021年が始まりました。
お休みも終わり、平常モードです。とはいっても、ひっそりと静かな日常です。
写真↓は昨年末の走り納め。締めの全力階段。
「この階段もまた、実に走りたくなる階段である。」
身延山久遠寺(山梨県)の石階段(287段)を駆け上がりました。
この場所は日蓮宗の総本山として知られていて、荘厳な雰囲気があります。
ヘロヘロになりながら登り切ると、本堂で歳末読誦会(さいまつどくじゅえ)が行われておりました。
一年の終わりを感謝する最後の法要です。
沢山のお坊さんがお経(妙法蓮華経)を唱和しています。
その様子を広間の真ん中から、息子と正座をしながら眺めました。
復活したのか、下り最速の息子。(オトウチャンは足が痺れてうごけない)
先を見過ぎず、後ろを振り返らず、足元をしっかり見ながら一段一段。
そして締めの甘味。(身延饅頭)
今年もそんな感じです。どうぞ宜しくです。
(終わり)
とりあえず来年から
今年も色々ありましたね。
良かったこと、そうではなかったこと、皆それぞれに色々。
さて、メルカリで子供のクリスマスプレゼントを探していたところ、ありましたよ。
「深夜特急」のDVD。主演者がカッコいい。
指が勝手に、知らない間にポチッとしていました。
学生の頃、沢木耕太郎さんの「旅」に憧れと興奮を覚えたものです。こんな歩き方をしてみたいと。
「旅」の歩き方と「人生」の歩き方は近いと言われます。
全てが計画通りの旅行と異なり、旅も人生も先のことは分かりませんし、寄り道が思わぬ偶然を導く場合もあります。
ひとり行動が評価されるようになった今、昨今の不安に対する心の持ち方や、そうした時代の歩き方をオトウチャンも見直したかったのかもしれません。
私も気が付けば42歳。
とりあえずといった歩き方ができなくなりました。リミッターがなかなか外れません。
同時に驚きや動揺といった感情が希薄になっていくことを感じます。心の鈍さというのでしょうか。
それが良いと思えるときもあれば、つまらなく思えるときもあります。
結局は幾つになっても、冒険はしたいのだと思います。
ちなみに子供たちには「特急」つながりでこちらを用意しました。
年末年始にボンビー漬けにしてやろうかと。辛抱することも大切です。
ではまた来年。
息子の決意
息子の試合も残すところあと2戦。
次戦(9末)に向けて、少し追い込みを掛けている段階です。
「当分、跳ぶ練習はいいや」って感じになるまで、とことん跳び続けます。
そのあとは跳びたくてソワソワするまで跳ぶのを控えます。
でもって、ソワソワが絶頂に達するところに試合を合わせます。
なんとなく焼肉のサイクルに似ています。当分焼肉はいいやって感じです。
午後13時。
連日の練習でヘトヘトになって跳び続ける息子の前に、ひとりの青年が現れました。
「上手なジャンプだね」
飯塚選手が気さくに声を掛けてくれました。
この日はもう一人、陸上のスゴイ選手と会うことができました。
今季好調、110mハードル日本歴代4位(13.39)の石川選手。
二人とも個人合宿だとか。ともに185cmのイケメンだ。
「僕もあんなふうになる。」
世界が舞台の二人。
彼等の練習する姿を見ながら、息子が静かに言っていました。
ゆっくり大きく成長してほしいと思います。
(終わり)
息子の試合 其の4
久しぶりのブログです。どうもオトウチャンです。
先日、陸上の試合がありました。私ではなく息子の。県の小学生大会。
ちなみに私の予定試合はすべて中止となってしまいました(泣)
シーズン初戦、記録は3m76(PB)で順位は2位でした。
試合は楽しめたようですが、本人は優勝したかったみたいです。
オトウチャンの私見ですが、練習の成果が十分出せたのではないかと。
それと他の選手たちを含め、競い合った1位の選手には感謝。
上位の記録に引っ張ってもらえたところに、有難さを思うのであります。
参加選手(小4)の中では、一番小柄(127㎝)に見えた息子。成長差を技術で補わなければなりません。
技術を伸ばすためには、それを支える基礎に目を向ける必要があります。子供にとって、基礎は面白くありません。
でも基本なくして応用なし。
そうしたことを知る機会を息子に与えてくれるライバルの存在は有難い。
みんな頑張れ、、、
そんなふうに思うオトウチャンでした。
(終わり)
オジサン練習日誌 Vol.7
競技場の利用制限も少しずつ緩和され、砂場も使えるようになった日曜の午後。
跳躍練習は大抵息子との一勝負に変わる。
【条件】息子全助走(16歩)/オトウチャン中助走(10歩)/ハンディ2m/試技2回
息子:3m60cm ※ハンディ+2m
オトウチャン:5m30cm
オトウチャン負けてしまいました。
息子は脚力が↑し、しっかりした助走と踏み切りができるようになっていました。
でもオトウチャンはひとつ気付いたことがあります。
走る息子の視線が一瞬だけ、横のピットで練習する若いオネエサンに向いたこと。
チラ見違反ではないかと。
審議の結果、この日の勝負は無効となりました。
(終わり)