自分でやってみる
オジサンを魅了するアクアリウムの世界。静寂と深い青、艶やかな魚たち。
こんなのが自室に欲しい。
小さな海を30㎝キューブに再現するための費用を、トレードでセコセコ稼ぐR40です。
地元のペット専門店。息子と二人、週末の出没頻度は高めです。昆虫や爬虫類を見ながら、ひとりで何か言っている子がいたら息子、優雅に泳ぐ海水魚を前に微動だにしないオジサンがいたら私です。
今ではホテルやレストランの水槽のように、個人宅でも水槽設置からメンテ、魚が死んでしまった場合の保証までを行うサービスもあるようです。でも、愛着を考えると手間暇は惜しめない。お金と時間の考え方に因りますが、オジサンは自分でやりたい男子です。
観賞に満足したら、施設に隣接する釣り堀(鯉)で、1時間ほど遊んでいきます。
慣れた感じの息子は、釣り堀をゆっくり一周し、今日はこの辺りと狙いを定めて糸を垂らします。
ポイントさえ間違えなければ、息子一人でも十分楽しめます。釣れた魚から針が外せないと、泣きが入るときもありますが、それも魚の様子をみながら、一度は自分でやってもらいます。釣りにしても、水槽にしても、手段や方法論を知ることが、成功したときの喜びや楽しみを大きくしてくれるから。
自分の力でできる。
子供たちには、色んな場面でその気付きを得てほしいと願う、オトウチャンでした。
(終わり)